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何もなくなる自分と反比例するように

 

デジャヴのように

 

1人の男がでてくる。

 

 

彼は逞しい身体に

赤褐色の法衣をまとっている。

 

右肩は肌がでていて

右手に杖を持っている。

 

 

 

人間のいない荒野のような場所で

山上にある岩で寝起きしている。

 

 

植物の葉から雫がおちる事ひとつに

生命を感じで

体内によろこびを感じでいる

 

 

生命力

 

 

裸足で山肌を歩いている。

 

 

杖をつく音

 

歩く音

 

見晴らし

 

 

岩肌

 

 

全ての瞬間に

よろこびと生命を感じている。

 

 

 

その熱さとよろこびはどこからやってくるのだろう?

 

 

鳥が飛んでいる。

 

 

旅する一行が遠く

下に見える

 

少し暖かい気持ちになる

 

少し笑う。

 

そんだけ。

 

 

 

日光が痛い

 

何で?

というくらい

 

強い力で進んでいる。

 

 

 

どこに向かっているのかは

分からない。

 

 

この生命力は何なんだろう??